
ご質問ありがとうございます。一人で会社をやっていると、時間もお金も限られますよね。それでも、お客さんのリードは取っていかないといけない。よくいただくご相談です。
結論から言うと、いまは話すことを中心に、記事を書いてサイトに公開するところまで、AIに任せられるようになりました。外注する予算がなくても、発信を続ける仕組みは作れます。弊社の例でお話しします。
いま見ていただいているこのサイトは、デザイン18画面とサイトの全ページの文言を、AIとの合計5時間ほどの対話で作りました。指示は、ほとんど音声入力で出しています。使ったのは、AnthropicのAI「Claude」の上位モデル、Claude Opus 5.5です。くわしい経緯はこちらの記事に書いています。
公開も、エンジニアには頼んでいません。AIが書いたサイトのファイルを、ファイルの保管場所であるGitHubに保存すると、Webサイトを公開するサービスのCloudflare Pagesが、自動で公開します。図にすると、こんな流れです。

記事を足したいときも、文言を直したいときも、話しかけるだけです。「ニュースを出して」と言えば、AIが原稿を書き、私が内容を確かめたうえで公開します。このQ&Aも、私が音声で話した答えを、AIに整えてもらって公開しています。
使っているサービスは、小さな会社の発信なら、ほとんど無料の範囲に収まります。
あとは、AIの利用料と、ドメインの費用がかかるくらいです。
一人社長がAIと組むときは、分担をはっきりさせておくと進めやすくなります。

人がやるのは、何を言う会社かを決めること、お客さんの質問を集めて話すこと、そして事実と表現を確かめることです。文章に整える、出典を探す、図を作る、サイトに反映する、といった作業はAIに任せられます。
ただし、AIで記事をたくさん作れば集客できる、とは限りません。気をつけたいことが3つあります。
ひとつ目は、中身で評価されることです。Googleは、AIを使って作ったかどうかより、内容が役に立つかどうかで評価すると説明しています(Google検索セントラル)。差になるのは、お客さんから実際に聞かれた質問や、現場でのやり取りのような、自社にしか書けないことです。
2つ目は、AIが書き足したところを確かめることです。AIは、根拠のない数字や事例を書き足すことがあります。公開の前に、必ず確かめてください。
3つ目は、向き不向きがあることです。社内の何人もが管理画面から記事を書く会社なら、WordPressのような仕組みのほうが向いています。
まずは、お客さんから実際に聞かれた質問を5つ書き出して、ひとつずつ話して答えるところから始めてみてください。それがそのまま、最初の5本の記事の原稿になります。